初めまして。
製造部組立課の坪谷です。
最近は新型コロナの影響で電車やバスを敬遠し、クルマで出かけることが多くなったのではないでしょうか?
クルマが買い物やレジャーの移動手段として再評価されるご時世ですが、今回は趣味としてのクルマの楽しみ方を、
31年前に発売された「ユーノス・ロードスター」を紹介しながらお話しさせて頂きます。
私のクルマの楽しみ方一つ目 : 思い出のクルマに乗る
「思い出のクルマを元気に走らせて、楽しい時間を過ごしたい」、歳とったクルマ好きが考えそうなことです。
運転免許を返上するまであと10年チョットと考えた時、それを実行することにしました。
知り合いの整備士さんに依頼して、「ユーノス・ロードスター」の1.6L エンジンを手に入れてもらい、分解洗浄でカーボンを取り、ピストンリング、メタル、タイミングベルト、ガスケットなどの消耗品と幾つかの部品を交換、マニホールドの取り付け段差を研磨するなどして丁寧に組み上げてもらいました。
次は、程度の良い車体を見つけてもらい、エンジンの載せ替えと、全塗装を行います。
4ヶ月後、元気なエンジンを載せて、思い出のクルマが蘇りました。
知り合いの整備士さんには感謝です。
旧車なので、エアーバックやABSなどの安全装置はありませんから、安全運転を心がけて楽しんでいます。
下の写真は、分解した状態とオーバーホール後のエンジンです。
私のクルマの楽しみ方二つ目 : 思い通りに走る
このクルマは、低い重心、軽い車体、素性の良いサスペンションが特徴で、元々運転が楽しいようにできています。
高い位置にある重さ30㎏のハードトップを捨てることによって、更に重心が下がり、車重も1tを切ります。
オリジナルのサスペンションは、少しロールしてヒラリと曲がる味付けだそうですが、古いクルマなので味付けを 論じる以前に、スプリングとショックアブソーバーの交換、アライメント調整が必要です。
個人的にはロールは少なめの方が好きですが、車高を下げるようなことはしたくないので、少し硬めのスプリングと 伸び側減衰力調整のショックアブソーバーで対応しています。 自分のイメージ通りに走るためにクルマを調整し、運転を練習することはとても楽しいです。
私のクルマの楽しみ方三つ目 : オープで走る
オープンカーの爽快感は、乗った人にしかわかりません。いつもの道を流しているだけでも運転が楽しいのがオープンカーの魅力です。
ただし、空からの鳥の糞と、奥静の猿には無防備です。
真冬も根性でオープンです。 春はクルマに乗ったままで花見です。
オープンカーは、真夏に海沿いを走るイメージが有りますが、実はあれ、熱中症で危険です。
これから気温が下がって、幌を開けて走れるシーズンになります。
公道を走れる1/1スケールの“おもちゃ”で、海、山、そして紅葉を沢山見に行こうと思います。
ただし、県境超えは控えることにします。
皆様におかれましても、新型コロナには十分にお気を付け下さい。