製造の大井です。
モスメンバーの中には釣り好きが何人かいます。私もその一人です。
先日、古風な釣り方でのイカ釣りに誘われたので挑戦してきました。
アオリイカの野猿(ヤエン)釣り!
近頃のイカ釣りはエギというルアーを使って釣るのが主流です。
このヤエン釣りでは、アジなど生きたエサを泳がせておいてイカを呼び寄せ
抱き着かせたところにヤエンまたはロケットと呼ばれる針がたくさん付いた仕掛けを
ゴンドラのように吊り下げてイカまで投入し引っかけて釣りあげます。
ですから生き餌にただ抱きつかせただけのイカと駆け引きをするので
違和感を与えてイカに逃げられてしまうことが多いそうです。
あえて確率の低いつり方を楽しむのも釣りの醍醐味といったところでしょうか!
↑川を渡すゴンドラのような乗り物を野猿というそうです。
では、釣行のようすを記憶録画実況で
釣り場所の座標 31.4188057 130.1334117
まずエサの付け方
↑写真はアジですがこの時はボラの稚魚を使いました。
「これでいいのかなぁ~!?」
「途中で取れないかな~!?」
ちょっと心配になる。
置き竿
リールのドラグをちょー弱めて置き竿。
10分経過・・・・・・
「寒いなあーほんとに釣れるのかな~!?」
生き餌を岸壁から真っすぐ先に泳がせることに四苦八苦、、、
20分経過・・・・・・
「お腹すいたな~ほんとにつれるのかなー!?」
30分後、生き餌どうしが絡まるのを防ぐため遠く離れた仲間が一匹目を釣る!
「おー本当に釣れた!!!」
「刺身にしたら美味しそう!!」
集中力が落ちかけていた所にやる気スイッチとターボがかかる!
40分後、その時がきた!
シャー!シャー!シャー!ゆるいドラグのリールから勢いよく糸が出ていく!
イカちゃんがボラちゃんを捕まえ自分の食事場所まで持っていく、
この時はまだリールを巻きません。
獲物を得たイカちゃんは興奮して体色を変えながらボラちゃんを頭から食べ始める!!
30秒後、食べることに夢中な時を狙ってそろーりそろーりリールを巻き始める。
途中逃げようとする獲物を逃すまいと何度か力強くひき返す。
「あぶないあぶない、バレないように慎重に!」
真っ暗な中、たぶん岸に近くなっているだろうと
ロケットを投入
↑ヤエン(ロケット)
↑ここに糸を通しゴンドラの様に吊り下げます
投入時、ロケットの先端をイカちゃんに激突させてしまうと逃げてしまいます。
糸の張り具合を微妙にたるませて激突を回避するのです。
つり暦が長い私は当然のように!!!でき?
釣り上げることができました!!!
ビギナーズラックというやつですね。
ボラちゃんの頭がしっかり食べられています!
釣ったイカちゃんは冷凍させた方が甘みがでるとのことで
解凍後
調理人は私。
YouTubeでイカのさばき方の動画を観ながら、、、
自分で釣った初めてのアオリイカの味は!!!
今まで食べたどのイカよりもおいしく感じました!!!
特にイカのヒレ?(写真の包丁が入ってる場所)が絶品でした。
次の釣行時は自信をもって望めますがそういう時は釣れなかったりするのが
釣りの面白さなんでしょうね。
最後に、今回ヤエン釣りに誘ってくださった方にロケットの製作を依頼されました。
ヤエン釣り人口が少ないのと、ロケットを作る職人さんが高齢になり入手困難とのこと、
機械屋さんの腕の見せ所ですね!!!
その製作過程は次回に。